川村愛個展 River Waltz

概要

いの町在住の美術作家、川村愛氏の個展です。

日々の暮らしの中で川辺の風景を感じながら、自然と人、人と人の「繋がり」をテーマに描かれた瑞々しく色鮮やかな作品を展示します。

 

 

 

 

 

 

「River Waltz  川村 愛 展」

川辺の色は
想い映して
鏡のように

朝やけの
夕やけの
光と
水のなか

いろいろな
時の流れを
踊りながら
ワルツのように
かさなる風景

「River Waltz 」について

生まれ育った高知県いの町、その町にある「紙の博物館」で個展を開催させていただきます。

昨年、父が他界しました。それは家族にとって、とても大きな出来事で、今も受け止めきれているのかさえ、わかりません。
けれど、月日は流れて日々は続きます。

そんな昨年の末に、地元での個展のお話をいただきました。

それは私にとって不思議な巡り逢わせのように感じられました。

日々の暮らしと思い出がつまった地元で、今、個展というかたちで関わることは、父に何か残せるような気がしたのです。

私の家族の思い出は仁淀川と共にあります。
父の田舎の仁淀川町、母の田舎のいの町旧吾北村は、仁淀川流域の山村です。
私の苗字の「川村」は仁淀川の村、ということなのでしょう。

川は幼い頃から身近な存在で、夏にはよく泳ぎに行って潜っては魚を追いかけていました。
上流で家族揃ってキャンプをした夜の、岩の上に寝そべって見た満月と雲と風が織り成す夜空の美しさや、月の光が水面に映ると半透明の川エビの姿が見えたり、ヒグラシにカジカガエルの鳴き声、身体まるごと包み込んでくれる自然がありました。
それは遊びの感覚をこえて、心の拠り所であると同時に、澄んだ水は聖域のようで、自然の美しさと、畏敬の念を覚えていました。
土佐和紙を育んだ川でもある、仁淀川。

今も田舎の暮らしへの懐かしさと思い出が、胸の中に息づいているように感じます。

今春、ヨーロッパへ旅に出たのですが、そこでも呼び寄せられるように川に巡り逢いました。
中でも、ライン川の夕日はとても眩しく輝いて、流れる水面がきらめいて、光の水の中を白鳥が進んで行く風景は、光そのもののように美しく映りました。

そして水辺は人々が思い思いに憩い、集う場所であることは、日本と同じで、とても親近感を覚えて過ごすことができたように思います。

人と自然を繋ぐ風景には、まず水があるようです。

なぜか、水辺は落ち着きます。
どこか、心の拠り所でもあります。

それは人だけではなく、生き物にとって根源的な、いのちの拠り所なのかもしれません。

いのちをはぐくむ水のように、しなやかに浸透するように。

まるで、あちらの世界とこちらの世界を行き来するような。

ふと気付いたら、いつもそこには川がありました。

川村愛

1981 高知県生まれ
2002 京都嵯峨芸術大学短期大学部日本画コース卒業
2006 京都造形芸術大学環境デザイン学科ランドスケープデザインコース卒業
卒業制作「アートとランドスケープ」奨励賞受賞

2006年—2011年 東大阪市民美術センター創作講座非常勤講師。
「色とかたちの創作講座」「水彩画教室」などを担当。

絵画を主体に、空間や風景と呼応した作品を制作する美術作家。
目には見えない事象を表出させるような意識で描いている。
日々の暮らしの中での感覚や季節を大事にしつつ、
散歩の中で体感する風景や、季節に寄せる心を、空気を感じるように色やかたちにしている。
日本美術〓風土から「絵画とランドスケープ(景観〓風景)」を読み解くことが制作のテーマでもある。

また、こども対象ワークショップや、フィールドワーク「お散歩」から野の花を摘んで描く
ワークショップ「花寄せ」なども季節に応じて開催している。

ワークショップや絵に関するお仕事のご依頼はメールにてお問い合わせくださいませ。

京都で7年、奈良に4年住み、2011年より高知在住。

Exhibition abroad

2017 ASIA HOTEL ART FAIR SEOUL (韓国 ソウル South Korea Seoul)
2018 ART FORMOSA(台湾 台北)

Solo exhibition

2017「はるか ぜ」(GARERY E /terzo tempo/高知)
「haruka ze(spring breeze)」
gallery E / terzotempo Held in 2 places/ Kochi Japan

2016「てのひら に そっと」(ギャラリー風/大阪)
「Tenohira ni sotto (in your palm gently)」
gallery kaze /Osaka Japan

2015「風のいろ 水のかたち 花のこころ-心象風景からのランドスケープ」(GULI GULI /大阪)
「The color of the wind The shape of the water The mind of flower Landscape of mind-」
GULI GULI / Osaka Japan

2014「はな とり かぜ つき 星屑」(緑青/滋賀)
「Flower Bird Wind Moon Ripple Stardust」
Rokusho/ Shiga Japan

2012「やわらかな密度」(terzo tempo /高知)
「Soft density」
terzo tempo / Kochi Japan

2009「流星群と三角スケール」(iTohen /大阪)
「Meteor shower and triangle scale」
iTohen / Osaka Japan

2008「森海」(iTohen/大阪)
「Shinkai(Forest sea)」
iTohen / Osaka Japan

etc…..
Many other group exhibitions.

 

会期

平成30年9月8日(土)~9月30日(日)
9:00〜17:00(入場は30分前まで)

料金

入場料(一般500円)で観覧いただけます。

問合わせ

いの町紙の博物館
TEL.088-893-0886 / FAX.088-893-0887

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