和紙の現場を訪ねる 第9回

和紙工芸作家・秋山利恵さん

 1989年 母の秋山ミキ設立「和喜の流(waki no ryu)」へ協賛出品スタート
1991年 秋山ミキ創作の世界展(自由ヶ丘メルサ)協賛出品
1995年 暮らしの花と和紙人形展(高知ヨンデンプラザ)
    秋山ミキ 秋山利恵 二人展
1996年 和紙と融合フラワーデザイン展(土佐和紙工芸村)
1998年~2002年 チャリティART文化交流展 年に2回(高知西武百貨店)和喜の流主催
2005年 和紙工芸と民芸展(新京橋ホルン)二人展
     しばてん伝説展(新阪急ホテルロビー)秋山利恵作品展
     和喜の流 和紙工芸展(ひろめ市場ギャラリー)年2回
2010年 商業デザイン(原画は和紙で制作)
     土佐食べる鰹ラー油 パッケージ
     室内装飾 居酒屋 春夏秋冬 四部作
     よさこい地方車及び衣装デザイン
2015年 第8回いの美術展「打開」特選
2016年 第36回高知県女流展「平穏の結び」入選
     高知市展「遥か会いにゆく」入選
2017年 第9回いの美術展inob art award「小さな愛の詩」いの町紙の博物館長賞

◀「小さな愛の詩」

どんな仕事をしていますか?

 和紙を使って内装のデザイン、商品、食品のパッケージデザイン、よさこい衣装の柄や地方車他オリジナル民芸品、キャラクターなどの仕事をしています。

 

なぜこの仕事を始めたのですか?また、和紙を制作に使われている場合は、なぜ和紙を使おうと思ったのか、その出会いなどもお聞かせください。

 初めて和紙に触れたのは3歳頃で、母が和紙人形を創作していたことから、白面の人形の顔をしわにならないよう、雁皮紙で優しく綿を包み込む作業をさせてもらったのを覚えています。

 母が高知西武百貨店で和紙コーナーをしていて、いつも身近に和紙があったため何気なく土佐和紙に触れ眺めながらゆっくりと裂いてみたとき、毛羽立ちが衝撃的で、制作に目覚めるきっかけとなりました。和紙の綿のような温かい毛羽立ちに強く惹かれ、この和紙の特色を最大限に活かすのは動物の作品を作ることだと、独自の世界観を追及するように日々良い作品を求めるようになりました。

今後どのような仕事をしていきたいですか?

 洋紙では味わえない和紙独自の質の良さは高知県の地場産であり、日本の誇りです。日本の文化として、これからも和紙の作品で発信し、外国へも日本の文化を広めていきたいです。今後も和紙の文化に役立てるよう、ほっこりと心温まる良い作品を心掛けて努力していきます。 また、CDパッケージ、広告、本、食品等の商業デザインも幅広く、新しいキャラクターや民芸品も含め挿絵のお仕事をさらに進化させていきたいと思います。

 

土佐和紙の魅力や使い方について教えてください。

 和紙の持つしなやかでいて強いこと、ちぎったときの毛羽の美しさに感動しています。それらが活かされる作品を心掛けています。

 

 

「imagination 秋山利恵和紙工芸展」 会期:2月4日(火)~2月18日(日)

 おとぎの扉を覗いたような作品たちが並び、優しく物語の会話が聞こえてきそうです。イマジネーションを感じさせる想像の世界とあたたかみのある和紙の持つエネルギーの魅力をお楽しみください。

 

 

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