「源太の紙、世界へ」記念冊子 販売中
企画展「源太の紙、世界へ-明治期に輸出された印刷用紙-」の内容と記念講演の内容をまとめた冊子を販売しています。
記
・金 額:500円(税込) ※送付の場合、別途送料72円
・発行部数:限定200部
・規 格:A4(表裏紙込20頁)
・販売方法:紙の博物館受付および郵送(商品と一緒に納付書を同封します)
※電話予約承ります。
・掲載内容:
ご挨拶 神﨑智子作品
吉井源太について−紙漉き道具の改良・典具帖紙などを漉く−
吉井源太の日記(いの町指定保護文化財)
第1章 謄写版へ続くコッピー紙の起源
1. コッピー紙(雁皮製)−別名「圧写紙」−
2. 吉井源太日記とコッピー紙
第2章 伊野・源太らが開発した紙、海外との関わり
1. 内国勧業博覧会
2. 万国博覧会と日本
3. 吉井源太から謄写版への流れ
4. 日記に見る博覧会
第3章 謄写技術の変遷と伊野の紙
1. 謄写技術の変遷(明治〜大正)−エジソンから堀井へ−
2.D.ゲステットナーについて−イギリスの世界的文具商−
3. 謄写印刷と伊野の紙−伊野の好況を支えた紙−
4. 謄写印刷の手法−孔版画の手法の一つ−
5. 謄写印刷の手法と表現力−文字の複写から芸術分野へ−
謄写印刷技術史まとめ(技法:ミメオグラフ)
第4章 現代に生き続ける謄写版
1. 現代に生き続ける謄写版−謄写版にしかできない新たな表現へ−
取材・ご協力いただいた資料館など
和歌山県立近代美術館(和歌山市)−日本屈指の版画コレクション−
東近江市ガリ版伝承館(滋賀県東近江市)−謄写版創業者の本家を改装−
「Atelier10-48(トーシャ)」(東京都小平市)−ガリ版文化を体験・発信−
NPO法人 朝霧森林倶楽部(高知県四万十町)−雁皮栽培に取り組む−
鳴門市ドイツ館(徳島県鳴門市)−ドイツ兵俘虜の資料を多数収蔵−
株式会社 森木ペーパー(東京都墨田区)−伊野ゆかりの和紙専門輸出業者−
記念講演「複写印刷技法を創った日本と西洋のわざ」2023.2.11
講演1 「吉井源太の日記から」 村上 弥生
講演2 「ミメオとトーシャを通して考えてみる」 神﨑 智子
展示資料一覧
「謄写印刷とコッピー紙」関連年表