「神宮紙」は大正15年(1924)、伊野町(現いの町)の中田製紙工場で試作第1号が誕生し、描かれた作品は現在でも聖徳記念絵画館(東京都新宿区)に飾られています。「古代に逆のぼれば彼の藤原時代の京都紙屋院にて行われた製法と変わりなく・・・現在最優等の日本紙と断定する」と評価されており、いまも誇れるいの町が生んだ紙といえます。
中田製紙工場の跡地の一部は当館であり、関連資料も多数所蔵している縁もあることから、誕生100年を記念して令和6年11月〜令和7年2月の期間、「神宮紙誕生100年記念展ー絵画を支えた究極の土佐和紙ー」を開催いたしました。本冊子ではその展示内容の一部を抜粋してご紹介しています。
明治時代以降、時代が求めたさまざまな紙を開発し続けてきた土佐ですが、神宮紙は文化芸術分野において、絵画の表現展開に大きく貢献した紙でした。土佐の先人が挑んだ究極の紙づくりについて、知っていただく機会になりましたら幸いです。















