紙づくりの工程を知る

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土佐和紙の歴史と変遷を学ぶ

第1室では、和紙や土佐和紙の歴史とその変遷を辿りながら、
和紙がどのように使われ、どのような役割を果たしてきたのか、
展示物を交えながら紹介します。

知る《展示室のご案内》

[第1室]紙の歴史を知る

土佐和紙の歴史と変遷を学ぶ
第1室では、和紙や土佐和紙の歴史とその変遷を辿りながら、
和紙がどのように使われ、どのような役割を果たしてきたのか、展示物を交えながら紹介します。
  • 貝合わせ
    貝の内側に紙を貼り、絵を描いて、一対の貝絵を当てる遊具。

  • 製品包装用印
    製品を梱包した際、表に印す木製印。

  • 紙衣
    土佐藩の下級武士が当時着用していた紙衣。

  • ねりもの人形
    京都御所人形の手法でコウゾの繊維などの粘土を使用して作られたもの。

  • 藩札
    元録16年より発行された藩札の数々。

  • 諸紙布の帯
    和紙を撚って作った糸を織り、布にした紙布の帯。

  • 文箱
    紙を数枚張り合わせて作った箱に、漆を塗った文箱。

  • 百万塔と陀羅尼経
    現存する中では、印刷年代が明確な世界最古の印刷物。

  • 和暦
    明治3年の記載がある和暦(天保壬寅元歴)で、巻き出し、巻き上げ式のもの。

  • 一閑張
    竹や木で組んだ骨組みに和紙を張り重ね、柿渋や漆を塗って彩色した伝統工芸品。

  • 元結
    江戸中期頃から麻などの紐に代わって用いられた頭髪を結ぶ紙製の紙撚糸。

  • 日本製紙論
    明治31年、吉井源太口述、平山晴海編として発行。いの町文化財指定。

[第2室]紙づくりの工程を知る

原料栽培から出荷まで。
第2室では、土佐和紙ができあがるまでの工程をご紹介。
楮や三椏といった原料の栽培から刈り入れ、原料加工の一連のプロセス、紙漉に必要な道具やそれらを制作する様子まで詳しくご覧いただけます。
  • 和紙の荷姿
    できあがった和紙は必要な寸法に裁断して包装後、製品包装印を押して出荷される。

  • 原料から紙へ
    原料となるコウゾの原木(左)を蒸して皮をはぎ(中)、アルカリ性薬品で約2時間煮熟して水洗いする(右)。

  • 漉き簀用竹ひご製作工程
    薄くけずった竹の先端に割れ目を入れる(左)、割り裂きして角ひごとする(中)、ひご抜き器で丸ひごにする(右)

  • 典具帖紙用漉き桁
    典具帖紙用を漉く際に使用する漉き桁。故・井上昇氏製作。

  • 神宮紙用漉き桁
    大正13年に明治神宮聖徳記念絵画館に展示する壁画用紙を漉くために作られた漉き桁。3m×2.5mの巨大な漉き桁。

  • 絹紗織り
    簀目跡や編糸跡を残さないために、典具帖紙などの薄い紙を漉く際に簀の上に貼る絹紗の織機。

  • 紙床の圧搾

  • 紙の裁断
    乾燥させた後は、紙切り包丁を使い裁断する。

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